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XM(エックスエム)金融ライセンスはどうなっているのでしょうか?XM(エックスエム)の金融ライセンスとその評判について解説します。
XM(エックスエム)の金融ライセンス
設立 | 本社のある国 | 金融ライセンス |
---|---|---|
2009年 | セーシェル | 【日本人向け会社】 セーシェル金融庁(FSA) 【グループ会社】 キプロス証券取引委員会(CySEC) ベリーズ国際的金融商品取扱業者登録(IFSC) 英国FCA オーストラリア証券投資委員会(ASIC) ドバイ金融サービス機構(DFSA) |
XM(エックスエム)金融ライセンスに関する考察
XM(エックスエム)の金融ライセンス
現在、XM(エックスエム)が保有している金融ライセンスは以下のものがあります。
CySEC(キプロス証券取引委員会)
ライセンス取得および認可。ライセンス番号120/10
MiFID(金融商品市場指令)
要件遵守
キプロス投資サービスおよび活動と2007年の規制市場法(Law 144(I)/2007)
準じた運営
英国のFCA (FSA)
承認。ライセンス番号538324
セーシェル金融庁
認可。証券ディーラーのライセンス番号SD010
ただし、2016年現在日本人顧客の新規口座開設に利用できるのはセーシェル金融庁のライセンスを保有した口座のみになります。2015年以前に口座開設した方はCySEC(キプロス証券取引委員会)口座を今まで通りに利用できます。
なぜ、新規口座開設の金融ライセンスが変わったの?
CySEC(キプロス証券取引委員会)は、FXやバイナリーオプション、オンラインカジノなどの会社が多く、監査も厳しいことで定評がありました。
金融ライセンスというのは、日本の金融庁のライセンスと同じですので、多少の違いがあれど
- 自己資本比率
- 顧客保護
- コンプライアンス体制
- 信託保全
・・・
など様々なチェックポイントがあり、基準をクリアしていなれば取得できませんし、都度チェックされるため、違反していたら更新されずにライセンス停止となるのです。
実は、CySEC(キプロス証券取引委員会)へ日本の金融庁から日本在住の日本人向けの口座開設を停止するように圧力がかかってしまったのです。
(金融庁はお金の流れが確認できず税金の取っぱぐれの可能性が出てしまうので、日本の金融庁のライセンスを持っている業者以外で日本人にFXをしてほしくないのが本音です。)
XM(エックスエム)もCySEC(キプロス証券取引委員会)から離脱せざるを得なくなったのです。
その対策として、運営会社であるTrading Point社は子会社をセーシェル諸島に設立して、セーシェルライセンスの口座開設ができる体制を整えました。
そのため、日本人のXM(エックスエム)の新規口座はセーシェルライセンスのセーシェル口座になるのです。
ただし、XM(エックスエム)があるキプロスの本社でサービス提供の実務をしていることは変わりませんので、サービスレベルはCySEC(キプロス証券取引委員会)管理のときのままと考えて良いでしょう。
XM(エックスエム)金融ライセンスの評判の良い点
- 金融ライセンスがあるということの信頼性
- 実務はキプロスの本社で行われているのでCySEC(キプロス証券取引委員会)管理と変わらない
XM(エックスエム)金融ライセンスの評判の悪い点
- CySEC(キプロス証券取引委員会)のときは2.5万ユーロまでの信託保全が義務付けられていたのですが、セーシェル金融庁のライセンスにはその義務がないため、分別管理になってしまっていること
- セーシェル金融庁のライセンスはCySEC(キプロス証券取引委員会)と比較すれば取りやすい(審査が厳しくない)
まとめ
金融ライセンスは海外FX業者の信頼性を推しはかるものです。
十分な顧客保護、資金力、セキュリティなどをチェックしてくれるからです。
XM(エックスエム)はCySEC(キプロス証券取引委員会)からセーシェル金融庁のライセンスに移行しましたが、これは基準を下げたのではなく、金融庁からの圧力でCySEC(キプロス証券取引委員会)から移行せざるを得なかったというのが実情です。実質的にはCySEC(キプロス証券取引委員会)の管理レベルでサービス提供がされているため、安心して利用できる海外FX業者と考えて良いでしょう。